いつも笑顔でちょっぴり足が短いコーギー。愛らしいルックスでとても人気の犬種です。
実はコーギーには2種類いる事をご存知でしょうか?あまり知らない方も多いですよね。今回はコーギーの種類や性格・特徴などをまとめました。
【コーギーの性格と特徴】
コーギーは2種類いる?!
あまり知られていないように感じますが、実はコーギーには種類があり、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークとウェルシュ・コーギー・カーディガンの2種類の犬種が存在しています。
別々の犬種として登録されていますが、実際には似ているところが多く気をつけていないと違いに気づかないほどです。また、日本国内で飼育されているコーギーのほとんどがペンブロークなので、カーディガンを見かけることは少ないでしょう。
違いとしては、カーディガンの方が少し耳と体が大きいこと。またカーディガンは狐の尻尾のようなふさふさとした尾がありますが、ペンブロークは短めの尻尾が特徴です。またカラーにも違いがあり、カーディガンの方が豊富なカラーが認められています。毛色の種類に関しては次の章で詳しくご紹介しています!
性格がきつい?性格が悪い?と言われる理由とは
コーギーは正式にはウェルシュ・コーギーと呼ばれ、イギリスのウェールズ原産の犬種です。元々は牧羊犬で、牛や羊を追うために開発された為、活発でとても体力があります。
コーギーはよく「性格がきつい・性格が悪い・吠える」といった悪いイメージを持たれがちですが、こちらも元々が牧羊犬である事が関係しています。コーギーは、プードルやシーズーなどの様に可愛がられる事を目的とした愛玩犬ではありません。仕事をする為に開発され、毎日牛や羊などを追い立てる大事な仕事を任されていました。自分よりも体の大きな動物達をまとめるのは並大抵な苦労ではありませんよね。時には大きな声で吠えたり、足に噛みついて牛や羊を移動させます。働き者のコーギーですから、大人しく飼い主の膝の上で撫でられることだけを好むわけではないんですね。
愛玩犬で体をよく触らせてくれたり、抱っこさせてくれる犬種に慣れている人にはコーギーが懐かない、冷たいという印象を持たれがちで性格が悪いと表現されてしまいますが、これはコーギーの性質で決して性格が悪いわけではありません。この事を理解して、コーギーに接するようにしましょう!
現在でも牧羊犬としての性格に名残があり、勇敢で吠え癖や噛み癖が見られる場合があります。しつけによって改善することはできますので、コーギーの性質として頭に入れておくようにしましょう。
働き者のコーギーですから、責任感がありとても賢い犬種です。その反面よく遊び、おもちゃを見つけると目を輝かせて喜んでくれます。またいたずらを叱られると、悲しそうな表情も。喜怒哀楽のある表情豊かな犬種ですから、きっと素敵なパートナーになってくれますよ^^
コーギーの特徴
コーギーは大きな耳と短い足。胴が長いのが大きな特徴です。またプリプリしたおしりがとっても可愛くて、後ろ姿までぬかりありません。被毛はダブルコートで、抜け毛も比較的多いので定期的なブラッシングが必要です。
体力があり、とても活発に動き回りますのでお散歩必須です。個体差もありますが、1時間程度なら楽々歩いてくれます。また運動不足になると、ストレスがたまり肥満になりやすいのでたくさん運動させてあげましょう。体調が悪い時や怪我をしている場合はもちろん無理は禁物です。お散歩の時間が取れないご家庭にはお勧めできませんので注意してください。
【毛色の種類・カラーまとめ】
毛色の種類は、ペンブローク、カーディガンで多少違いがあります。
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク・・・レッド、フォーン、セーブル、ブラック、ブラック・タンなどの単色が基本。白の班が入っても入らなくても良い。
ウェルシュ・コーギー・カーディガン・・・レッド、フォーン、セーブル、ブラック、ブラック・タンに加え ブルー・マール、ブリンドル、ブリンドルポイントなども許容。
※また、鼻や目の縁はブラックが望ましいとされています。
レッド
濃いめの茶色、赤茶
フォーン
薄めの茶色、金色のようなカラー
セーブル
毛先が少し黒っぽいカラー
ブラック・タン
ブラックをメインカラーにまゆ毛のような模様が入るカラー
ブラック&ホワイト
基本カラーブラックにホワイトが入ったカラー
ブルー・マール
黒の部分が、薄い銀白色(灰色)と濃い黒とのまだらの模様に出るカラー
ブリンドル
虎のようにしま模様が入ったカラー
※コーギーのブリンドルはとても珍しいため、ボクサー犬の写真を代用しています
以上、ウェルシュ・コーギーの性格と特徴をまとめました。賢く勇敢なコーギーですが、表情豊かでお茶目なところもあり、家族を和ませてくれること間違いなしです。たくさんお外で遊んであげてくださいね^^