犬に与えてはいけない・食べてはいけない食べ物!その食べ物危険かも?(基本編②)

人間には栄養豊富な食材でも犬に与えてはいけない食べ物って意外とたくさんあるんです。知らなかったでは済ませれない、命に関わる事もありますので、きちんと確認してからあげるようにしましょう。

前の記事で与えてはいけない食べ物を4つご紹介しましたが今回も新たに3つご紹介します!

【犬に与えてはいけない食べ物】

アボカド

今や美容にとってもいいと女性に大人気のアボカド。実は犬にとっては中毒性のある食べ物です。

アボカドに含まれる「ペルシン」という成分が下痢や嘔吐などを引き起こす可能性があります。

 

★中毒の症状★

下痢・嘔吐・軟便・呼吸困難・痙攣、等。

アボカドを食べても、重篤な症状になる事は少ないようですが、犬によっては少量でもアレルギー反応を起こす可能性もあるので、注意が必要です。下痢や軟便の症状がないかよく観察しましょう。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

アボカドには数百種類もの品種があリます。犬に悪影響を与える「ペルシン」がどの位の量含まれているかは、品種によっても異なるためどれだけの量が犬に中毒を引き起こすかは今の所はっきりとわかっていません。

また外国のペットフードにはアボカドが含まれているものも販売されています。これは毒性のある「ペルシン」の含有量が少ないアボカドを使用しているためと言われています。外国のアボカド入りのドックフードを与える場合は、犬にアレルギー症状が出ていないかよく確認しながら与えるようにしてください。

 

まだはっきりとわからない事も多いアボカドですが、少なからすリスクがある事は間違いありませんので、犬に与えるのは控えるようにしましょう。

キシリトール

人にとっては身近なキシリトール。キャンディやガム、歯磨き粉などに含まれている事が多く、人間にとっては安心な甘味料として知られていますが犬にとってはかなり有毒です。

犬がキシリトールを接種すると、大量のインシュリンが放出され低血糖に陥り肝機能の低下を引き起こします。重症な場合、命を落とす可能性もあります。

 

★中毒の症状★

嘔吐・下痢・ふらつき・無気力・発作・昏睡・歩行困難、等。

キシリトールの中毒症状が出るのは他の食べ物と比較すると早く、接種してから10〜30分程度で症状が出て、1時間以内に発作や昏睡を引き起こすと言われています。

★症状がでる摂取量・致死量★

日本のキシリトールガムには1粒に約0.5gのキシリトールが含まれています。

体重10kgの犬で1gのキシリトールで症状が出たとされていますので、2粒食べただけでも中毒を引き起こす可能性があります。小型犬の場合は1粒でも大変危険です。

キシリトールを犬に与える事は基本的に無いかもしれませんが、ガムなど小さい物は、特に誤飲に注意が必要です。また最近のシュガーレスをうたっているお菓子などにもキシリトールが含まれいる事がありますので、注意しましょう。

万が一口にしてしまった場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。約1時間で重篤な症状になる場合もありますので、まずは動物病院に電話で連絡をして指示を仰ぐ事をおすすめします。

 

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コーヒー

コーヒーに含まれる「カフェイン」が犬にカフェイン中毒を引き起こす可能性があります。人もコーヒーをたくさん飲むと眠れなくなったりカフェイン中毒を起こすのと同じように犬にも影響があります。

 

★中毒の症状★

嘔吐・下痢・興奮状態・多量のよだれ、等。

症状が重くなると・・・

痙攣・ふらつき・筋肉の硬直、最悪の場合死に至る可能性があります。

約1〜2時間で症状が出る事が多いですので、誤って口にした場合は注意深く観察してください。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

体重1kgで約100〜200mgで症状が出るとされています。

体重5kgの犬では約500mgで症状が出ることになります。

 

コーヒー1杯(200ml)で、約120mgのカフェインが含まれいるので、体重5kgの犬だと4〜5杯のコーヒーを飲んだ時ということになります。

4〜5杯のコーヒーを犬が接種する可能性は少ないので、特に心配ないと思いがちですが、小型犬や個体差によっては少ない量で症状が出る事がありますので注意が必要。また、コーヒーの粉末や豆には液体の何倍もカフェインが含まれていますので、犬が誤って口にしないよう十分気をつけましょう。

 

多少舐めてしまった程度なら、症状が出る事は少ないようですが犬にコーヒーを与えるメリットは何もありませんので、控えましょう。また、お茶や紅茶に含まれるカフェインも同様に中毒を起こす可能性があるので与えないように。

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犬を守れるのは私たち飼い主だけです。

可愛い愛犬のために、リスクは最小限におさえましょう!

犬に与えてはいけない・食べてはいけない食べ物!その食べ物危険かも?(基本編①)

犬を飼い始めると可愛くていろんな食べ物やおやつをあげたくなっちゃいますよね。でも今あなたが犬にあげている物って本当に大丈夫ですか?!その食べ物が犬を危険にさらしている可能性があります!人間の食べれる物なら犬も大丈夫と思ってしまいがちですが、実は犬に与えてはいけない食べ物は沢山あるんです。

 

今回は犬に与えてはいけない代表的な食べ物をまとめました。

 

少しでも迷ったらきちんと調べてから犬に与えるようにしましょう!

【犬に与えてはいけない食べ物】

①チョコレート・ココア

甘くて美味しいチョコレート!きっと犬も大好きな味ですが、チョコレートやココアなどのカカオ類に含まれている「テオブロミン」という物質が犬に対して毒性を持っており中毒症状を起こす可能性があります。

 

★中毒の症状★

チョコレートを接種した場合、成分が吸収される6〜8時間後に症状が現れる可能性が高いです。

症状としては・・・

嘔吐・下痢・痙攣・吐く・脱水症状・興奮・抑うつ等

症状が続くと・・・

筋肉の痙攣・不整脈・呼吸困難などを起こし、さいやく死に至る可能性もあります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

チョコレートなどのカカオに含まれる成分に中毒性があるので、舐めたり一粒食べた位では中毒を引き起こす可能性は少ないです。

症状がでる摂取量の目安としては

体重1kgに対し50〜100mg程度で中毒症状がおこり、その5倍を接種すると50%の確率で死に至るとされています。以下チョコレート・ココアのテオブロミン含有量参考。

 

チョコレート・ココアのテオブロミン含有量

ブラックチョコレート(28g)➡︎150〜300g程度

ホワイトチョコレート(28g)➡︎75〜150g程度

ピュアココア(約150ml)➡︎75〜150g程度

ミルクココア(約150ml)➡︎50〜100g程度

 

上記のことから、

小型犬(3kg)の場合板チョコレート約半分カカオの量が多いチョコレートの場合は3/4程度で症状がでる可能性が高いです。

 

舐めてしまった程度でしたら様子をみても大丈夫ですが、テーブルに置いてあったチョコレートをいくつか食べてしまった時などは、念のため動物病院に相談しましょう。

 

②タマネギ・玉ねぎ(ねぎ類)

あまり食べさせる機会は無さそうですが、玉ねぎに含まれる「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球内のヘモグロビンを酸化させ、結果貧血を引き起こします。

 

★中毒の症状★

元気がなくなる・嘔吐・下痢・血尿・黄疸・口の周りが白くなる等

症状が進行すると、呼吸困難に陥りひどい時は死に至ります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

一般的に体重1kgに対して15〜20gで症状が出ます。

 

ですが玉ねぎに関しては、一欠片食べただけでも症状が出たり、玉ねぎ1玉食べても大丈夫だったという報告もあります。またHK型イヌ赤血球(柴犬)と言われる玉ねぎ中毒にかかりやすい犬種もいますので、一概には言えません。

 

また、気をつけて頂きたいのが玉ねぎがダメなことが分かっていても調理してあるものに入っているのを気づかずにあげてしまう場合があります。

特に餃子、ハンバーグなどは玉ねぎ(ねぎ)が入っていることを忘れがちですし、玉ねぎを切った包丁で犬が食べるものを切ったり、汁物で玉ねぎを抜いてあげるのも危険です。汁には大量の「アリルプロピルジスルフィド」が流れ出ていますので玉ねぎと一緒に調理したものはあげないでください。

 

玉ねぎを食べてしまったことに気づいた場合は念のため動物病院に相談しましょう。

 

 

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③ぶどう・レーズン

こちらも犬に与えることは少なそうですが、ぶどうに含まれる毒素が中毒を引き起こし腎臓にダメージが及びます。ただ、ぶどうのどの成分が犬に影響を及ぼすのかはまだはっきりと分かっていません。重症の場合は急性腎不全を引き起こし、死に至るケースもあります。

 

★中毒の症状★

下痢・嘔吐・腹痛・脱水・元気がない・震え、等

重症になると、2〜3日後に急性腎不全を発症する可能性があります。

 

 

★症状がでる摂取量・致死量★

一般的には、体重1kgに対して10〜32g程度で発症すると言われています。

レーズンの粒にすると20粒前後。

あまり大量にレーズンを摂取する機会はないかもしれませんが、念のため少量でもぶどう・レーズンを与えないようにしましょう。

特にレーズンパンやシリアルに含まれているレーズンは気づかずにあげてしまう人が多いので注意しましょう。

 

ぶどう・レーズンも犬が大量に食べてしまった場合は動物病院に相談しましょう。

 

 

④ナッツ類(マカダミアナッツ)

チョコレートに含まれるカカオもナッツ類ですが、その他のナッツ類も中毒を引き起こしたり、消化がうまくできず腸に詰まって腸閉塞などを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

 

少量であれば症状が出ることは少ないようですが、個体差があり少ない量でも中毒症状を起こすこともあるので、ナッツ類は極力与えないようにしましょう。ピーナッツバターや、ココナッツオイルなどの加工品も中毒を起こす成分が含まれるためNGです。

 

★中毒の症状★

嘔吐・下痢・発熱・痙攣・無気力・抗うつ、等。

接種から12時間以内に症状が出る事が多く、だいたい24時間〜48時間で症状が治る事が多いようです。大量に接種してしまった場合は重症化すると腎不全を引き起こし、死に至る場合もあります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

体重1kgに対して、1〜2gの接種で症状がみられます。

特にマカダミアナッツは、マカダミアナッツ中毒という病名もあるほどで、中毒性が高いとされています。

小型犬の場合は喉に詰まらせてしまう事もあるので、注意。

 

基本的には症状がでても1〜2日ほどで症状が改善する事が多いようですが、愛犬に辛い思いをさせないためにも、マカダミアナッツに限らずナッツ類は与えないようにしましょう!

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以上、犬に与えてはいけない代表的な物をまとめました。

人間にとっては身近なものばかりで、犬に食べさせたくなってしまうかもしれませんが、少量でも中毒症状が出てしまう事があるので注意が必要です。また床に落ちていたりすると誤飲の原因になりますので特に気をつけましょう。

迷ったらあげない。もしくは調べる!が基本です。

愛する犬を守るためですので、しっかりとした知識を得るために飼い主さんも勉強する事が必要ですね^^