犬に与えてはいけない・食べてはいけない食べ物!その食べ物危険かも?(基本編①)

犬を飼い始めると可愛くていろんな食べ物やおやつをあげたくなっちゃいますよね。でも今あなたが犬にあげている物って本当に大丈夫ですか?!その食べ物が犬を危険にさらしている可能性があります!人間の食べれる物なら犬も大丈夫と思ってしまいがちですが、実は犬に与えてはいけない食べ物は沢山あるんです。

 

今回は犬に与えてはいけない代表的な食べ物をまとめました。

 

少しでも迷ったらきちんと調べてから犬に与えるようにしましょう!

もくじ

【犬に与えてはいけない食べ物】

①チョコレート・ココア

甘くて美味しいチョコレート!きっと犬も大好きな味ですが、チョコレートやココアなどのカカオ類に含まれている「テオブロミン」という物質が犬に対して毒性を持っており中毒症状を起こす可能性があります。

 

★中毒の症状★

チョコレートを接種した場合、成分が吸収される6〜8時間後に症状が現れる可能性が高いです。

症状としては・・・

嘔吐・下痢・痙攣・吐く・脱水症状・興奮・抑うつ等

症状が続くと・・・

筋肉の痙攣・不整脈・呼吸困難などを起こし、さいやく死に至る可能性もあります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

チョコレートなどのカカオに含まれる成分に中毒性があるので、舐めたり一粒食べた位では中毒を引き起こす可能性は少ないです。

症状がでる摂取量の目安としては

体重1kgに対し50〜100mg程度で中毒症状がおこり、その5倍を接種すると50%の確率で死に至るとされています。以下チョコレート・ココアのテオブロミン含有量参考。

 

チョコレート・ココアのテオブロミン含有量

ブラックチョコレート(28g)➡︎150〜300g程度

ホワイトチョコレート(28g)➡︎75〜150g程度

ピュアココア(約150ml)➡︎75〜150g程度

ミルクココア(約150ml)➡︎50〜100g程度

 

上記のことから、

小型犬(3kg)の場合板チョコレート約半分カカオの量が多いチョコレートの場合は3/4程度で症状がでる可能性が高いです。

 

舐めてしまった程度でしたら様子をみても大丈夫ですが、テーブルに置いてあったチョコレートをいくつか食べてしまった時などは、念のため動物病院に相談しましょう。

 

②タマネギ・玉ねぎ(ねぎ類)

あまり食べさせる機会は無さそうですが、玉ねぎに含まれる「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球内のヘモグロビンを酸化させ、結果貧血を引き起こします。

 

★中毒の症状★

元気がなくなる・嘔吐・下痢・血尿・黄疸・口の周りが白くなる等

症状が進行すると、呼吸困難に陥りひどい時は死に至ります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

一般的に体重1kgに対して15〜20gで症状が出ます。

 

ですが玉ねぎに関しては、一欠片食べただけでも症状が出たり、玉ねぎ1玉食べても大丈夫だったという報告もあります。またHK型イヌ赤血球(柴犬)と言われる玉ねぎ中毒にかかりやすい犬種もいますので、一概には言えません。

 

また、気をつけて頂きたいのが玉ねぎがダメなことが分かっていても調理してあるものに入っているのを気づかずにあげてしまう場合があります。

特に餃子、ハンバーグなどは玉ねぎ(ねぎ)が入っていることを忘れがちですし、玉ねぎを切った包丁で犬が食べるものを切ったり、汁物で玉ねぎを抜いてあげるのも危険です。汁には大量の「アリルプロピルジスルフィド」が流れ出ていますので玉ねぎと一緒に調理したものはあげないでください。

 

玉ねぎを食べてしまったことに気づいた場合は念のため動物病院に相談しましょう。

 

 

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③ぶどう・レーズン

こちらも犬に与えることは少なそうですが、ぶどうに含まれる毒素が中毒を引き起こし腎臓にダメージが及びます。ただ、ぶどうのどの成分が犬に影響を及ぼすのかはまだはっきりと分かっていません。重症の場合は急性腎不全を引き起こし、死に至るケースもあります。

 

★中毒の症状★

下痢・嘔吐・腹痛・脱水・元気がない・震え、等

重症になると、2〜3日後に急性腎不全を発症する可能性があります。

 

 

★症状がでる摂取量・致死量★

一般的には、体重1kgに対して10〜32g程度で発症すると言われています。

レーズンの粒にすると20粒前後。

あまり大量にレーズンを摂取する機会はないかもしれませんが、念のため少量でもぶどう・レーズンを与えないようにしましょう。

特にレーズンパンやシリアルに含まれているレーズンは気づかずにあげてしまう人が多いので注意しましょう。

 

ぶどう・レーズンも犬が大量に食べてしまった場合は動物病院に相談しましょう。

 

 

④ナッツ類(マカダミアナッツ)

チョコレートに含まれるカカオもナッツ類ですが、その他のナッツ類も中毒を引き起こしたり、消化がうまくできず腸に詰まって腸閉塞などを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

 

少量であれば症状が出ることは少ないようですが、個体差があり少ない量でも中毒症状を起こすこともあるので、ナッツ類は極力与えないようにしましょう。ピーナッツバターや、ココナッツオイルなどの加工品も中毒を起こす成分が含まれるためNGです。

 

★中毒の症状★

嘔吐・下痢・発熱・痙攣・無気力・抗うつ、等。

接種から12時間以内に症状が出る事が多く、だいたい24時間〜48時間で症状が治る事が多いようです。大量に接種してしまった場合は重症化すると腎不全を引き起こし、死に至る場合もあります。

 

★症状がでる摂取量・致死量★

体重1kgに対して、1〜2gの接種で症状がみられます。

特にマカダミアナッツは、マカダミアナッツ中毒という病名もあるほどで、中毒性が高いとされています。

小型犬の場合は喉に詰まらせてしまう事もあるので、注意。

 

基本的には症状がでても1〜2日ほどで症状が改善する事が多いようですが、愛犬に辛い思いをさせないためにも、マカダミアナッツに限らずナッツ類は与えないようにしましょう!

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以上、犬に与えてはいけない代表的な物をまとめました。

人間にとっては身近なものばかりで、犬に食べさせたくなってしまうかもしれませんが、少量でも中毒症状が出てしまう事があるので注意が必要です。また床に落ちていたりすると誤飲の原因になりますので特に気をつけましょう。

迷ったらあげない。もしくは調べる!が基本です。

愛する犬を守るためですので、しっかりとした知識を得るために飼い主さんも勉強する事が必要ですね^^

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