犬を飼い始めたら必ず直面する問題がお留守番です。
どうやってお留守番させればいいのか?どの位の時間までなら大丈夫なのか?不安でいっぱいですよね。でもそれは犬にとっても同じこと!少しでも犬が安心してお留守番出来るようにトレーニングしていきましょう。
もくじ
留守番トレーニングの基本のやり方
トレーニングの基本は2つ。
①ハウスに入れて、構わずに放っておくこと。
②トイレを入れたサークルに入れて過ごさせること。
最終的に落ち着いて静かにお留守番出来ることを目標としていきます。
留守番はハウスを基本にしよう
犬は基本的に、散歩をしたり家族と一緒に過ごすとき以外はハウスに入れるようにしましょう。普段からハウスで過ごすことに慣れて入れば留守番の時もそのままハウスで静かに休んでいられるようになります。また、ペットホテルに預ける時や災害時のことを考えると日頃からハウスに慣れていると安心です。
留守番中に部屋の中に自由に放されていると、退屈になっていたずらをしたり、物音に吠えたり犬にとってもストレスとなってしまいます。また怪我の原因にもなりますので、ハウスで過ごさせると人も犬も安心ですね。
分離不安症とは
分離不安症とは・・・飼い主から離れると極端に不安になり、「吠え続ける」「部屋を荒らす」「物を壊す」「不適切な排泄をする」などの問題行動をとることを言います。
犬はもともと群れで生活する生き物なので、飼い主と長時間離れて過ごすことが苦手です。ひとりぼっちになってしまうと問題行動を起こす犬もたくさんいます。
部屋で放し飼いにしたり、過保護にしすぎると分離不安に陥りやすいので、子犬の頃からハウストレーニングをすることが大切。
成犬になっても分離不安が強く留守番がうまくできない場合は、短い時間から練習して根気よく慣らしていくようにしましょう!
留守番トレーニングの方法
⒈犬はハウスに入れておき、黙って部屋をでる。
⒉犬が鳴いても無視し、諦めて静かになったら部屋に戻る。
※この繰り返しで一人でいることに慣れさせます。
⒊初めは20〜30分位からはじめて少しずつ時間を伸ばしていく。
※2〜3時間程度の留守番ならハウスに入れておけばOK。
《長時間の場合》
長時間の留守番の場合は、ハウスとトイレトレー、飲み水をセットしたサークルに入れておくと良いです。
サークルにハウスが入らない場合はサークルとハウスの入り口を繋げておき出入り出来るようにしましょう!
★ポイント★
静かに黙って部屋を出て、戻って来てもしばらくは無視するのがポイント。「行ってくるねー!」など声をかけたくなる気持ちはわかりますが、そこはグッと我慢。声をかけると犬が留守番を意識してしまい、かえって吠える原因になります。
無音な状態が不安を感じるようなら、小さくラジオなどをかけておいても◎。
犬のお留守番は何時間まで大丈夫?
最近では一人暮らしや、共働きのご家族で犬を飼う方も増えてきています。
犬が基本お留守番が苦手なことを知っていても、仕事などの理由で部屋を長い時間空けざるおえないこともあると思います。
では犬は何時間まで留守番をすることが出来るのでしょうか。
犬によっても異なりますので、一概に何時間とは言えませんが、基本的には8〜12時間が限度と覚えておきましょう。もちろんまだ赤ちゃんのような時期にはご飯を数回与えなくてはいけないので長時間の留守番は危険です。
成犬でも1日に2回の食事が必要ですので、そのことも考えると8〜12時間が限界と言えます。
長い時間ひとりでも、平気で寝ているような子もいますが、犬は飼い主を待つ習性があるので少なからずストレスを感じています。可愛い愛犬の為にもなるべく早く帰るように気をつけましょう。
以上今回は犬のお留守番についてまとめました。
犬は留守番が苦手 これが大前提ですが、どうしても家を空けなくてはいけないこともあると思います。そんな時はしっかり準備を整えてから出かけるようにしましょう。
夏場・冬場はエアコンでの温度調節は必須です。
犬はあなたの帰りをずっと待っていることを忘れずに、自分勝手な理由で長時間お留守番させることがないように注意しましょう。またどうしても長くなりそうな時は知人に頼んだり、上手にペットホテルなどを利用するといいですね!